導入・運用・ガバナンスでAIが使われている10業務を、同じ項目立てで並べています。業務ごとに、導入の進め方・費用・失敗の型・選び方・規程の5本の記事があります。
導入・運用・ガバナンスの業務一覧
| 業務 | 使う技術 | 任せ方 | 記事 |
|---|---|---|---|
| 社内で使ってよいAIを決める | — | 任せてよい範囲が広い | 導入 / 費用 / 失敗 / 選び方 / 規程 |
| 入力してよい情報の線を引く | — | 任せてよい範囲が広い | 導入 / 費用 / 失敗 / 選び方 / 規程 |
| 学習に使われない契約を選ぶ | — | 確かめてから使う | 導入 / 費用 / 失敗 / 選び方 / 規程 |
| 誰が何に使ったかを記録する | — | 確かめてから使う | 導入 / 費用 / 失敗 / 選び方 / 規程 |
| 出力をそのまま使わない運びを作る | — | 任せてよい範囲が広い | 導入 / 費用 / 失敗 / 選び方 / 規程 |
| 効果を測る指標を先に決める | — | 任せてよい範囲が広い | 導入 / 費用 / 失敗 / 選び方 / 規程 |
| 小さく試して広げる | — | 任せてよい範囲が広い | 導入 / 費用 / 失敗 / 選び方 / 規程 |
| 使われなくなる原因をつぶす | — | 確かめてから使う | 導入 / 費用 / 失敗 / 選び方 / 規程 |
| 社員のスキルを底上げする | — | 任せてよい範囲が広い | 導入 / 費用 / 失敗 / 選び方 / 規程 |
| 外部に委託するか自社でやるか決める | — | 確かめてから使う | 導入 / 費用 / 失敗 / 選び方 / 規程 |
この分類で共通して起きること
導入・運用・ガバナンスの業務は、情シス・全社・経営企画・人事が担当することが多く、を使います。共通してつまずくのは次の3点です。
1. 元データがそろっていない
表記のゆれ、重複した記録、更新されていない古い情報。これらは全部そのまま結果に出ますし、増幅されることもあります。導入前に一度点検して、直せるものは直してから始めてください。製品を替えても、この問題は解決しません。
2. 対象範囲を広く取りすぎる
全部を置き換えようとすると、例外が増え、精度が下がり、確認の手間が増え、結局「使えない」という結論になります。いちばん件数が多くて、いちばん形のそろった案件だけから始めてください。
3. 確認が形骸化する
精度が高いほど、この失敗が起きやすくなります。9割合っていると、残りの1割を探す気が薄れるためです。項目ごとに精度を出して、誤ったときの影響が大きい項目だけを厚く見る。全項目を同じ厚さで見ようとすると、どれも薄くなります。
任せ方の内訳
| 任せ方 | 業務数 | 該当する業務 |
|---|---|---|
| 任せてよい範囲が広い | 6 | 社内で使ってよいAIを決める/入力してよい情報の線を引く/出力をそのまま使わない運びを作る/効果を測る指標を先に決める/小さく試して広げる/社員のスキルを底上げする |
| 確かめてから使う | 4 | 学習に使われない契約を選ぶ/誰が何に使ったかを記録する/使われなくなる原因をつぶす/外部に委託するか自社でやるか決める |
効果をどう測るか
業務ごとに、何を数えれば効果が分かるかが違います。導入前にこの数字を控えてください。控えていないと、あとで比べられません。
| 業務 | 測る指標 |
|---|---|
| 社内で使ってよいAIを決める | 許可外サービスの利用件数(アクセスログで測る)。 |
| 入力してよい情報の線を引く | 規程違反の申告件数(増えるのは最初は良い兆候)。 |
| 学習に使われない契約を選ぶ | 法人契約でないサービスの利用件数。 |
| 誰が何に使ったかを記録する | 記録が残っている利用の割合。 |
| 出力をそのまま使わない運びを作る | 社外に出た誤りの件数。 |
| 効果を測る指標を先に決める | 指標が決まっている導入案件の割合。 |
| 小さく試して広げる | 試行部門での指標の変化。 |
| 使われなくなる原因をつぶす | 月間の利用者数の推移。導入直後ではなく3ヶ月後を見る。 |
| 社員のスキルを底上げする | 利用者数の割合と、部門ごとのばらつき。 |
| 外部に委託するか自社でやるか決める | 委託費用と、自社で対応できた案件の割合。 |
このサイトの作り
法人の業務にAIを入れるとき、判断に要ることを110業務ぶん整理しています。製品の一覧ではなく業務の一覧にしているのは、製品は入れ替わるが業務は変わらないためです。
- 5つの面から書く
- 同じ業務を「導入の進め方」「費用」「失敗の型」「ツールの選び方」「先に決める規程」の5本に分けています。知りたいことが違えば読む記事も違うためです
- 任せ方(1〜3)
- AIの性能ではなく、誤ったときに何が起きるかで決めています。3は人が判断する業務です
- 効果の測り方
- 業務ごとに「何を数えれば効果が分かるか」を書いています。指標が決まらない業務は、まだAIを入れる準備ができていません
- 失敗の型
- 起きる順に並べています。早い段階で気づくほど、傷が浅く済みます
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