開発・情報システムでAIが使われている9業務を、同じ項目立てで並べています。業務ごとに、導入の進め方・費用・失敗の型・選び方・規程の5本の記事があります。
開発・情報システムの業務一覧
| 業務 | 使う技術 | 任せ方 | 記事 |
|---|---|---|---|
| コードの下書きを書かせる | 生成AI | 確かめてから使う | 導入 / 費用 / 失敗 / 選び方 / 規程 |
| テストケースを作る | 生成AI | 確かめてから使う | 導入 / 費用 / 失敗 / 選び方 / 規程 |
| 障害の原因を絞り込む | 生成AI | 人が判断する | 導入 / 費用 / 失敗 / 選び方 / 規程 |
| 社内ヘルプデスクの一次対応をする | 生成AI | 任せてよい範囲が広い | 導入 / 費用 / 失敗 / 選び方 / 規程 |
| 仕様書からコードの雛形を作る | 生成AI | 確かめてから使う | 導入 / 費用 / 失敗 / 選び方 / 規程 |
| 既存コードの中身を説明させる | 生成AI | 確かめてから使う | 導入 / 費用 / 失敗 / 選び方 / 規程 |
| 脆弱性を見つける | AI検出 | 確かめてから使う | 導入 / 費用 / 失敗 / 選び方 / 規程 |
| 資産管理台帳を最新に保つ | AI照合 | 確かめてから使う | 導入 / 費用 / 失敗 / 選び方 / 規程 |
| 社内システムの使われ方を測る | AI分析 | 確かめてから使う | 導入 / 費用 / 失敗 / 選び方 / 規程 |
この分類で共通して起きること
開発・情報システムの業務は、情シスが担当することが多く、生成AI・AI検出・AI照合・AI分析を使います。共通してつまずくのは次の3点です。
1. 元データがそろっていない
表記のゆれ、重複した記録、更新されていない古い情報。これらは全部そのまま結果に出ますし、増幅されることもあります。導入前に一度点検して、直せるものは直してから始めてください。製品を替えても、この問題は解決しません。
2. 対象範囲を広く取りすぎる
全部を置き換えようとすると、例外が増え、精度が下がり、確認の手間が増え、結局「使えない」という結論になります。いちばん件数が多くて、いちばん形のそろった案件だけから始めてください。
3. 確認が形骸化する
精度が高いほど、この失敗が起きやすくなります。9割合っていると、残りの1割を探す気が薄れるためです。項目ごとに精度を出して、誤ったときの影響が大きい項目だけを厚く見る。全項目を同じ厚さで見ようとすると、どれも薄くなります。
任せ方の内訳
| 任せ方 | 業務数 | 該当する業務 |
|---|---|---|
| 任せてよい範囲が広い | 1 | 社内ヘルプデスクの一次対応をする |
| 確かめてから使う | 7 | コードの下書きを書かせる/テストケースを作る/仕様書からコードの雛形を作る/既存コードの中身を説明させる/脆弱性を見つける/資産管理台帳を最新に保つ/社内システムの使われ方を測る |
| 人が判断する | 1 | 障害の原因を絞り込む |
効果をどう測るか
業務ごとに、何を数えれば効果が分かるかが違います。導入前にこの数字を控えてください。控えていないと、あとで比べられません。
| 業務 | 測る指標 |
|---|---|
| コードの下書きを書かせる | 機能あたりの開発日数と、レビューで見つかる不具合の数。 |
| テストケースを作る | テストの網羅率と、リリース後に見つかった不具合の数。 |
| 障害の原因を絞り込む | 障害の検知から復旧までの時間。 |
| 社内ヘルプデスクの一次対応をする | 担当者が対応した件数と、解決までの時間。 |
| 仕様書からコードの雛形を作る | 実装後に発覚した仕様の齟齬の件数。 |
| 既存コードの中身を説明させる | コードを理解するまでの日数。 |
| 脆弱性を見つける | 本番で見つかった脆弱性の件数。 |
| 資産管理台帳を最新に保つ | 台帳と実態が一致している機器の割合。 |
| 社内システムの使われ方を測る | 契約しているが使われていないライセンスの数。 |
このサイトの作り
法人の業務にAIを入れるとき、判断に要ることを110業務ぶん整理しています。製品の一覧ではなく業務の一覧にしているのは、製品は入れ替わるが業務は変わらないためです。
- 5つの面から書く
- 同じ業務を「導入の進め方」「費用」「失敗の型」「ツールの選び方」「先に決める規程」の5本に分けています。知りたいことが違えば読む記事も違うためです
- 任せ方(1〜3)
- AIの性能ではなく、誤ったときに何が起きるかで決めています。3は人が判断する業務です
- 効果の測り方
- 業務ごとに「何を数えれば効果が分かるか」を書いています。指標が決まらない業務は、まだAIを入れる準備ができていません
- 失敗の型
- 起きる順に並べています。早い段階で気づくほど、傷が浅く済みます
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